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ビジョナリーカンパニー 弾み車の法則

(ジム・コリンズ著 土方奈美訳 日経BP 2020年1月)

 

 キャリアコンサルティングやマネジメントをより社会に浸透させて行く為には、弾み車の法則が大切だと感じられました。

最初は少ししか動かないが、同じように動かし続ける、これが大切だと感じられました。

 

 この本では、これまでのビジョナリーカンパニーのエッセンスがうまくまとめられています。

主な項目だけご紹介すると、

・弾み車をまわす

・優れた弾み車には永続性がある

……

・弾み車を回し続ける「衰退の五段階から何を学ぶか」

 

付録として、

ビジョナリーカンパニーの枠組みと弾み車

第一段階 規律ある人材

 ━第五水準のリーダーシップ

 ━最初に人を選び、その後に目標を選ぶ

  適切な人材をバスに乗せる

第二段階 規律ある思考

 ━ANDの才能

 ━厳しい現実を直視する

  ストックディールの逆説

 ━ハリネズミの概念

第三段階 規律ある行動

 ━弾み車

 ━二十マイルの行進

 ━銃撃に続いて大砲発射

第4段階 永続する組織

 ━建設的パラノイア

 ━時を告げるのではなく、時をつくる

 ━基本理念を維持し、進歩を促す

 

10X型企業では、

 ━運の利益率

   にも触れられています。

 

それぞれが、ビジョナリーカンパニーのどの巻で詳細が記されているのかが、しっかりと示されています。

 

最後の文章は、

「自らを偉大と考えた瞬間に、凡庸さへの下降は始まっている。」