― 個人と組織の「相互作用」を理解し、支援する心理学
(産業心理学/HRとの違い)
組織心理学(産業・組織心理学)は、
**「人が組織の中でどのように行動し、影響し合い、変化していくのか」**を扱う応用心理学です。
対象は単なる「個人」でも「組織」でもありません。
個人
集団・チーム
組織構造・文化
それらを取り巻く外部環境
こうした多層的な相互作用をひとつのシステムとして理解し、
現場で生じている問題や停滞を診断し、変化を支援することを目的としています。
(合理的経済人 → 複雑人)
従来のマネジメントでは、人はしばしば
指示されれば動く存在
合理的に判断する存在
個人の能力差で成果が決まる存在
として捉えられてきました。
しかし、組織心理学では次のように考えます。
人は、感情を持ち、関係性の中で意味づけを行い、
組織文化や状況の影響を受けながら行動する存在である。
この人間観の転換は、
モチベーション
リーダーシップ
組織コミットメント
職場の人間関係
ストレスやメンタルヘルス
といったテーマを理解するうえで不可欠です。
組織心理学では、問題を「個人の性格」や「能力不足」に還元しません。
代わりに、次の視点から組織を捉えます。
誰が最も問題意識を持ち、意思決定権を持っているのか。
組織にも「歴史」と「成長過程」があります。
公式の構造(組織図、役割、権限)
非公式の力動(暗黙のルール、人間関係)
表に見える行動や制度
背後にある価値観や前提
市場、法制度、社会的価値観との相互作用。
これらを総合的に捉えることで、「なぜ今この問題が起きているのか」が見えてきます。
(個人・集団・構造・環境)
組織心理学は、以下の領域を横断します。
キャリア支援・キャリアカウンセリング
モチベーション・組織コミットメント
リーダーシップ開発
チームワーク・コミュニケーション
職場の葛藤・コンフリクトマネジメント
職業ストレス・メンタルヘルス
ダイバーシティ・多様性への配慮
重要なのは、これらを個別の理論としてではなく、相互に関連づけて扱う点です。
(アクションリサーチ/プロセス・コンサルテーション)
組織心理学の実践的到達点のひとつが組織開発(Organization Development:OD)です。
組織開発とは、
組織が自ら学び、変化し続ける力を高めるための支援
であり、
アクションリサーチ
サーベイ・フィードバック
組織学習・システム思考
といった理論と方法に基づいています。
ここでは、答えを与えるのではなく、対話と関係性を通じて変化を促す
という臨床的スタンスが重視されます。
本サイトで扱う組織心理学は、
単なる人事制度設計
成果至上主義のマネジメント論
表面的なスキル研修
ではありません。
個人と組織の相互作用
現場で起きている「関係性の問題」
言語化されにくい違和感や停滞
学び直しと変容のプロセス
キャリアカウンセリング、心理臨床、組織開発の視点を統合しながら、
「人を変える」のではなく「関係と構造が変わる」支援を行います。
組織やチームがうまく噛み合っていないと感じる経営者・管理職の方
人材育成やリーダー育成に行き詰まりを感じている方
個人支援だけでは限界を感じている支援職の方
組織変革・組織開発に心理学的視点を取り入れたい方
本サイトでは、企業内における経営者・管理職の方々を対象に組織の課題と個人のキャリア課題を同時に扱う支援を行っています。
提供しているのは、
組織支援と個人支援(キャリア開発)を分けて考えない「キャリアカウンセリング型組織開発®」というアプローチです。
組織の停滞、マネジメント上の行き詰まり、関係性の問題などに対して、診断型組織開発・対話型組織開発・
プロセス・コンサルテーションの枠組みを用いながら、現場の状況に応じた関わり方や整理の視点を提示しています。
各ページでは、実際の相談場面を想定しつつ、支援の考え方や進め方、背景となる理論を紹介しています。
「何から手を付ければよいかわからない」「対話をしても変化につながらない」といった状況において、
支援を検討する際の判断材料として活用いただくことを目的としています。
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