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未来予測・変化予測


 このホームページの意識マトリックス理論で紹介している井上氏の

「ニューノーマル時代をリードする画期的新商品開発 ~第6回:BtoBマーケティングにおける新規事業開発のアプローチ~」

と題するセミナーを拝聴しました。

 意識マトリックス理論の理解を深める為にこれまでも拝聴してきましたが、今回は組織開発にも関連する内容でしたので、少し書き留めておきます」。

 今回は、EGIS(Enployee Group Interview  Solution)ということの説明でした。これを実現できる為に手法がALI(Active Listening Interview)になります。また、このALIの根幹をなすものが、キャリアカウンセリング型組織開発®でも基本とした意識マトリックス理論になります。要は、キャリアカウンセリングと同じでアスキングではなく傾聴が重要という事です。また、その傾聴した内容に、「ホンヤク」というNDS(Needs Detection survey)からKN法WS(Key Needs 法 Work Shop)という分析を行いながら、商品開発につなげてゆきます。


  このホームページのテーマは、「個人支援と組織支援の両立」という事ですが、この課題を考えて行く為には、「マーケティング&イノベーション」という概念が深く関わってきます。また、組織から個人には誘因の提示が大切になりますが、この原資を獲得する為には、「マーケティング&インベーション」に対する支援が必要となってきます。

 一方、個人に対するキャリア開発は「セルフマネジメント」を確立する事が大切だと捉えています。そこに「キャリアサバイバル」の考えも取り入れると、「セルフマーケティング」というものが重要になってきます。

 今回は、傾聴(アクティブリスニング)がBtoBのマーケティングでも有効であるという話が含まれていましたが、そのマーケティングの基になるニーズは、「日々それぞれの体験の中にニーズがある」ということであり、それはクライアントへの「経験の傾聴」によって抽出することが出来ます。そしてマーケティング結果として生み出されるものが、「新営業戦力開発・新規事業開発・新販売手法開発・営業トーク開発」等にるということでした。これらは「強い未充足」「強いニーズ」が存在することが前提になります。そして最終的には「未来予測」「変化予測」によって充足されることになります。

 同様に、個人のキャリアコンサルティングにおいても、クラアントの体験から「強い未充足」「強いニーズ」を確認し、「未来予測」「未来変化」で改善させるという同じ枠組みの中で捉える事が出来るようにも感じました。また、クライアントの「セルフマーケティング」を支援するということに焦点をあてると、よりこの枠組みが活用できることになります。